中小企業のWeb集客の自走で実現できる8つのメリット

Web集客において「自走」という言葉を耳にするようになっています。これは、外部に依存せず、自社の力でWeb集客を推進していく力のことです。自社でWebマーケティングを行う、いわゆる「内製化」への注目が高まっています。

先日、当社のブログで、Web集客の内製化を支援する当社のコンサルティングサービスについて詳しく紹介しました。

このブログでは、集客を自走することでどのようなメリットが生まれるのかを、より詳しく説明していきます。

Web集客を自走することで生まれるメリット

継続的なコスト削減が可能に

外部の専門会社に依頼していたWeb集客を社内で自走させることで、大幅なコスト削減が実現できます。しかし、これは単純な外注費の削減以上の価値があります。

Web集客では、SEO対策、コンテンツ作成、SNS運用、広告運用など、さまざまな施策が必要です。これらを外部に依頼すると、それぞれに費用が発生し、月々の固定費が膨らんでいきます。

  • 外部委託費用
  • 運用管理費
  • コンテンツ制作費
  • 広告運用手数料

自走できるようになると、これらの費用の削減が可能となり、人材育成や新たな集客施策のテストなど、様々な部門の充実のために予算を活用できるようになります。

自社の強みを活かした柔軟な集客施策の実現

自社の商品やサービス、そして顧客のことを最も理解しているのは、間違いなく自社スタッフです。集客の自走ができるようになると、自社スタッフが持っている知識やノウハウをダイレクトにマーケティングに活かすことができるようになります。

例えば、お客様からよくある質問や相談の内容を、すぐにコンテンツとして展開できます。また、商品の特徴や使い方のノウハウなど、現場でしか得られない情報をスムーズに発信することが可能です。

  • 顧客の声を直接反映
  • 商品知識の的確な発信
  • 業界特有のニーズへの対応

スピーディーな改善や修正が可能

Web集客では、市場の変化や競合の動きに素早く対応することが重要です。自走での集客が稼働できていると、外部との調整や確認を経ることなく、必要な改善や修正をすぐに実行できるようになります。

例えば、アクセス解析で気になる数値の変化を見つけた時、すぐにその原因を調査し、対策を講じることができます。また、SNSでのトレンドやニュースに関連した情報発信も、タイミングを逃さず行えます。

広告運用においても、予算の調整や広告文の修正、ターゲットの見直しなどを、状況に応じてすぐ柔軟に行うことができます。この対応力は大きな強みとなります。

社内のwebマーケティング力が向上

Web集客の内製化は、単なる業務の移管ではありません。社内にWebマーケティングのノウハウが蓄積され、組織全体のデジタルリテラシーが向上していきます。

  • データ分析力
  • コンテンツ制作能力
  • マーケティング戦略立案
  • デジタルツールの活用力

この知識やスキルは、Web集客以外の業務にも活かすことができ、競争力向上につながります。

自社ならではの深い業界理解を活かした施策展開

業界特有の商習慣や専門用語、顧客の細かいニーズまで理解している自社スタッフだからこそ、的確な集客施策を思いつくことができ、すぐに集客施策の企画・実行にすすめていくことができます。

外部の会社では気づきにくい、業界特有の課題や悩みに焦点を当てたコンテンツを作成したり、顧客の検索行動を予測した効果的なSEO対策を行ったりすることが可能です。また、競合他社の動向も業界に身を置く自社スタッフの方が、より深く理解しているので、適切な対応を取ることができます。

業務プロセスの効率化

集客の自走ができるようになると、企画から実行、効果測定までの一連の流れをスムーズに進められるようになれます。外部とのやり取りに必要だった時間や手間が削減され、より本質的な業務である企画や実行に注力できるようになります。

  • 企画立案から実行までのスピードアップ
  • 承認フローの簡素化
  • 情報共有の円滑化
  • PDCAサイクルの短縮

他部署とのスムーズな連携

Web集客は、担当部門(担当者)だけでなく、営業、商品開発、製造部門など、様々な部署と連携して進める必要があります。自走できるようになると、部署の壁を越えた柔軟な協力体制を構築しやすくなります。

例えば、営業部門から寄せられる顧客の声をすぐにコンテンツに反映したり、商品開発部門の専門的な知識を活かした技術コンテンツを作成したりすることが可能になります。

ノウハウの社内蓄積による継続的な成長

集客自走の最大のメリットの一つが、Web集客に関するノウハウが社内に蓄積されていくことです。施策の成功体験も失敗体験も、すべて自社の財産として蓄積され、これから先の集客の取り組みが、より効果的なものとなっていきます。

蓄積されるノウハウ

  • 効果的なコンテンツの特徴
  • 顧客の反応パターン
  • 成功施策のポイント
  • トラブル対応の方法

Web集客の自走化がもたらす価値

企業の集客自走は、単なるコスト削減策ではありません。自社のビジネスを最もよく理解するスタッフが、主体的にマーケティングを推進することで、より効果的な集客を実現できます。

当社では、このような内製化の実現をサポートするWebコンサルティングサービスを提供しています。4つのステージに分けた段階的なアプローチで、確実に自走力を身につけていただけます。当社ブログにてWeb集客を内製化して「自走力」を高めるwebコンサルティングについても説明しています。あわせてご覧ください。

Web集客を内製化して自走していきたいとお考えの方は、いつでもお気軽にご相談ください。

【スペックと運用の重要性】見た目だけのホームページでは集客できない

有限会社流楽のWebコンサルタント 松崎です。

先日、大阪府の支援機関で専門家としてホームページの運用支援を行う中で、公式サイトに中小企業支援メニュー「ホームページ無料診断」についての記事を公開しました。そこに書いた「ご利用いただいた方々の声」の中に「何から手をつければよいかわからない」「ホームページを作ったのに成果が出ない」という声が聞かれることを書きました。この記事では、私が専門家として350社以上の企業様のホームページ改善をお手伝いしてきた経験とこれまで制作会社として20年以上取り組んできた経歴から、なぜそうなるのか、そしてどうすれば改善できるのかをお伝えしたいと思います。

実際の現場から見えてきた課題

現場での診断業務を通じて、多くの企業様から以下のような声をいただいています。

「強みと弱みが可視化された事と見えなかった事両面指導を受ける事ができ今後のアクションプランの立案に向けて動いていきたいと考えます」

「データを示しながら優先順位をつけて説明していただけたことで、やる意味付けができました」

「今まで、誰にも相談できず自分で試行錯誤してきて、行き詰っていました。今回、悩んでいたことが明確にわかり前に進めることができるのですごく嬉しかったです」

これらの声から見えてくるのは、多くの企業様が「何をすればいいのか分からない」という状態で、ホームページを持て余してしまっているという現実です。特に印象的なのは、技術的な知識がなくても対応できる基本的な運用方法や、成果を出すためのポイントが分からないまま、手探りで運用されているケースが非常に多いということです。

例えば、アクセス解析ツールは導入していても、そのデータの読み方や活用方法が分からず、せっかくの情報が眠ったままになっています。また、「検索順位を上げたい」「問い合わせを増やしたい」という目標はあるものの、そのために何から始めればよいのか、どのような取り組みが効果的なのかが見えていない状況が続いているのです。

さらに深刻なのは、多くの企業様が「自社のホームページに課題があること自体に気づいていない」というケースです。例えば、スマートフォンでの表示が適切でない、ページの表示速度が遅い、セキュリティ対策が不十分といった技術的な問題が、気づかないうちにビジネスチャンスの損失につながっています。「ホームページからの問い合わせが少ない」と感じていても、その原因が特定できず、効果的な対策を打てないまま時間が過ぎているという状況も多く見受けられます。

このように、ホームページという重要なビジネスツールが、その可能性を十分に発揮できないまま放置されているケースが非常に多いのが現状です。これは、制作時には想定していなかった運用面での課題や、日々進化するWeb技術への対応の難しさが、多くの企業様の大きな負担となっているためだと考えられます。

なぜホームページは放置されがちなのか

この状況が生まれる背景には、ホームページ制作業界の構造的な問題があります。

制作会社の限界

多くのホームページ制作会社は、以下のような業務範囲で仕事を完結させてしまいます。

  • サイトデザインの作成
  • コーディング
  • コンテンツの初期設定
  • 公開作業
  • 基本的な操作説明

ここで重要なのは、これらはすべて「制作フェーズ」の作業だということです。しかし、実際のホームページ運用では、公開後にこそ重要な作業が待っているのです。

さらに深刻な問題として、現在のホームページ制作業界では、見た目の華やかさだけを重視した制作が横行しています。確かに、デザイン性の高いホームページは一見魅力的に映ります。しかし、ビジネスツールとしてのホームページに必要なのは、見た目の良さだけではありません。

例えば、以下のような重要な技術的要素が軽視されているケースが非常に多いのです。

  • 検索エンジンからの評価を高めるための適切なHTML構造
  • スマートフォンでの快適な表示や操作性を実現するスペック
  • ページの読み込み速度を最適化するための画像圧縮や表示順序の制御
  • セキュリティ対策としての適切なサーバー設定
  • アクセス解析のための正確なトラッキングコードの設置
  • 将来の拡張性を考慮したシステム設計

これらの要素は、見た目では分かりにくいものの、ホームページの成果を大きく左右する重要な「スペック」です。しかし、多くの制作会社ではこれらの取り組みがしっかりと行われておらず、技術的な実装に必要なスキルが不足しているのではないかと思われるほどです。

特に問題なのは、お客様側でこれらのスペックを適切にチェックすることが難しいという現状です。
一部の制作会社ではこの状況を逆手にとり、表面的な部分だけを取り繕った提案を行っている現状があります。見積書や提案書には「ページ表示スピード改善」「SEO対策」といった言葉は並んでいても、その実装レベルや効果については十分な説明がないことが一般的です。

この結果、以下のような問題が発生しています。

  1. 見た目は良いが、検索エンジンから適切に評価されないホームページ
  2. スマートフォンで操作しづらいホームページ
  3. 表示速度が遅く、ユーザーの離脱を招きやすいホームページ
  4. セキュリティ対策が不十分で、リスクを抱えたままのホームページ
  5. 将来の拡張や機能追加が困難な構造のホームページ

さらに良くないのは、これらの問題が発覚するのは、多くの場合、ホームページの公開後であるという点です。制作時には気づかなかった技術的な課題が、運用段階で明らかになり、その時点で大幅な改修や再構築が必要になるケースも少なくありません。

このように、現在のホームページ制作業界では、表面的な「見た目」と本質的な「機能性」のバランスが大きく崩れています。多くの制作会社が、お客様のビジネス成果よりも、短期的な制作完了を優先する姿勢を取っている現状があります。

公開後に必要な継続的な取り組み

当社では、ホームページ制作において「見た目の美しさ」と「機能的な実用性」の両立を重視しています。なぜなら、ホームページは公開後に本当の価値が問われる、長期的に運用していくビジネスツールだからです。
特に重視している、公開後の重要な施策をご紹介します。

1. コンテンツの継続的な改善と更新

  • お客様のニーズに応じた新規コンテンツの作成
  • 既存コンテンツの更新と最適化
  • 商品・サービス情報の定期的な見直し
  • ブログやお知らせの継続的な更新

2. アクセス解析に基づく改善

  • ユーザー行動の詳細な分析
  • 離脱率の高いページの改善
  • コンバージョン率の向上施策
  • アクセス経路の最適化

3. 検索エンジン対策(SEO)の継続実施

  • キーワード戦略の見直しと実装
  • 検索順位のモニタリングと対策
  • 競合分析と差別化戦略の実施
  • サイト構造の最適化

4. ユーザー体験の向上

  • ページ表示速度の継続的な改善
  • スマートフォン対応の最適化
  • 問い合わせ導線の改善
  • フォーム入力の最適化

5. セキュリティとシステムの維持管理

  • 定期的なセキュリティアップデート
  • バックアップ体制の確認
  • サーバー状態の監視
  • SSLの管理と更新

「制作時の見栄え」だけでなく「運用時の使いやすさ」まで考慮したホームページ制作を行っているからこそ、公開後の継続的な改善活動でも確実な成果を上げることができています。

当社のWebコンサルティングサービスについて

当社では、ホームページ制作だけでなく、その後の運用とコンサルティングに特に力を入れています。
制作時から「見た目の魅力」と「機能的な実用性」の両立を徹底的に追求しているからこそ、公開後の集客支援やコンサルティングでも確実な成果を生み出すことができます。
例えば、検索エンジンに正しく評価される構造、アクセス解析で効果測定がしやすい導線設計、コンテンツの更新や追加が容易な設計など、運用段階でのさまざまな施策に対応できる土台があるからこそ、的確な集客支援とサポートを実現できています。
制作会社ではなく、Webコンサルティング会社として、お客様のビジネスの成長をホームページを通じて実現する。その想いを持って、制作やweb集客サポートにに取り組んでいます。

私たちが提供している主なサービス

1. 総合的な運用支援

  • アクセス解析の導入と活用支援
  • 定期的な改善提案
  • コンテンツ制作のアドバイス
  • 更新作業のサポート

2. 集客施策の立案と実施

  • 検索エンジン対策の実施
  • リスティング広告の運用支援
  • SNSマーケティングの戦略立案
  • メールマーケティングの支援

3. コンバージョン率の改善

  • 問い合わせ導線の最適化
  • フォーム設計の改善
  • ランディングページの制作と改善
  • A/Bテストの実施と分析

まとめ

当社は、単なるホームページ制作会社ではなく、お客様のビジネスの成長をWebの側面からサポートするパートナーとして、初回のヒアリング時からしっかりとサポートし、継続的な支援を提供しています。制作においても、見た目と機能性のバランスを最適化させた当たり前の構築を行っています。

Web集客でお悩みの方、ホームページの運用にお困りの方は、ぜひご相談ください。具体的な改善方法と、成果につながる施策をご提案させていただきます。

初回ご相談は無料です。
いつでもお気軽にご相談ください。

【セミナー報告】EC事業成功のカギは「お客様との関係づくり」

先日(10月30日)、大阪産業創造館で開催された「ECサイト立ち上げと運用のための成功戦略」というセミナーで講師を務めさせていただきました。このセミナーは、大阪府が実施している「令和6年度新事業展開テイクオフ支援事業」の一環として開催されたものです。
テイクオフ支援事業は、社会情勢や経済動向が大きく変化する中で、新しい事業展開を目指す中小企業の挑戦を後押しする取り組み。補助金制度による支援だけでなく、新規事業立ち上げに必要なノウハウの提供も行っています。今回のセミナーでは、そうした新規事業の選択肢の一つとして、ECサイトの立ち上げから運用までの実践的な戦略についてお話しさせていただきました。
セミナーの反響は予想以上で、募集開始からわずか1週間で定員に達する事態に。これは、多くの企業がEC事業に可能性を感じながらも、具体的な進め方に悩んでいることの表れだと感じました。
私は20年以上にわたり中小企業のweb戦略をサポートしてきた経験から、「ECサイトは単なる通販システムではない」と感じています。

なぜECサイトは単なる通販システムではないのか

ECサイトは、お客様との大切な出会いの場であり、信頼関係を築いていく接点です。実店舗では当たり前のように行っている「接客」や「関係づくり」が、実はECサイトでも同じように重要なのです。

私たちがこれまでサポートしてきた数多くのECサイトの中で、収益化につながっているサイトには共通点があります。それは「お客様の立場で考え、お客様と向き合い続けている」ということです。

  • お客様が求める情報をわかりやすく提供
  • 商品の特徴や使い方を丁寧に説明
  • 購入前の不安や疑問に親身に対応
  • お届け後のフォローまでしっかりと実施
  • 顧客の声を活かした継続的な改善

反対に、なかなか成果が出ないサイトの多くは「システムを作って終わり」、「とりあえず商品を並べておけばいい」という考えに留まっているケースが目立ちます。
そうしたサイトによくある特徴として、

  • 商品説明が事務的で魅力が伝わらない
  • 写真が少なく、商品のイメージがつかみにくい
  • 問い合わせへの対応が遅い、または不十分
  • 顧客からのフィードバックを活かせていない
  • サイトの更新頻度が低く、鮮度が失われている

このような違いは、最終的な売上にも大きな差となって表れてきます。ECサイトは、システムや見た目の良さだけでなく、その向こうにいるお客様との関係づくりこそが、成功の鍵を握っています。
これは、実店舗での商売と同じです。
「お客様に喜んでいただきたい」、「より良い商品・サービスを提供したい」という想いがあってこそ、ECサイトは単なる通販システムから、「お店」へと進化していくと思っています。

今、企業が直面している課題

社会情勢や経済の動向が大きく変化する中で、多くの企業が新しい事業の柱を模索し、EC事業への関心は確実に高まっています。
しかし、同時に多くの企業が以下のような課題に直面しています。

  • 「ECサイトを始めたいけれど、何から手をつければいいのか分からない」
  • 「サイトは作ったものの、思うように売上が上がらない」
  • 「運営の効率化やコスト削減の方法が分からない」

これらの課題の背景には、EC事業特有の難しさがあります。例えば、実店舗であれば自然と身についていく「お客様の反応を見ながらの接客」や「商品の見せ方」が、ECサイトではまったく異なるアプローチが必要になります。

また、初めてEC事業に取り組む企業の多くは、以下のような状況で悩みを抱えています。

サイトの構築段階

  • どんなシステムを選べばいいのか
  • いくらくらいの予算が必要なのか
  • どんな機能を備えるべきなのか

運営を開始して

  • 商品をどう見せれば魅力が伝わるのか
  • どうやってお客様を集めればいいのか
  • 問い合わせにどう対応すればいいのか

継続的な運営において

  • 在庫管理をどうすればいいのか
  • 効率的な発送の仕組みをどう作るか
  • リピーターをどう増やしていくか

こうした課題の多くは、実は「やり方が分からない」というものです。正しい知識とノウハウがあれば、決して越えられない壁ではありません。大切なのは、これらの課題をそのまま放置にしておくのではなく、一つ一つ向き合って取り組み、着実に解決していく姿勢が重要です。

セミナーの内容

今回のセミナーでは、こうした課題に対する具体的な解決策を、6つのステップとして体系化してお伝えしました。

  1. お客様を知り、商品価値を理解する
  2. お客様目線でサイトを設計する
  3. 使いやすく魅力的なサイトを構築する
  4. 効果的な運用と集客を行う
  5. データを基に継続的に改善する
  6. お客様との関係を深め、継続する

これらは単なる手順ではなく、どのステップでも「お客様との関係づくり」を意識することが重要だとお伝えしました。
例えば、「お客様を知る」というステップでは、単にターゲット層を決めるだけでなく、その方々がどんな課題を持っているのか、何を求めているのかを深く理解すること。「サイト設計」では、商品をどう並べるかだけでなく、お客様の目線で「探しやすさ」「分かりやすさ」を徹底的に追求すること。「運用と集客」では、広告を出すだけでなく、お客様にとって価値のある情報を継続的に発信していくこと。
そして特に重視したのが、「改善」と「続ける」のステップです。ECサイトは作って終わりではありません。お客様の声に耳を傾け、データを分析し、より良いサイトへと進化させていく。そうした継続的な改善があってこそ、お客様との信頼関係も深まっていくのです。
セミナーでは各ステップについて、実際の事例を交えながら詳しく解説させていただきました。こうした内容は、すべて実践で得た経験から導き出したもので、すぐに活用できるノウハウとしてお伝えしました。

セミナースライドの抜粋版

参加者の皆様の反応

参加者の皆様からは、私たちの予想を超える反応を頂戴しました。

特に印象的だったのは、業種も規模も異なる様々な企業の方々が、共通の課題意識を持って熱心にセミナーに参加してくださったことです。予定時間を超過しても誰一人として途中退席されることなく、最後まで真剣に受講していただけました。

アンケートでも、全参加者から「満足」以上の評価をいただき、以下のような声が寄せられました。

  • 「明日から実践できる具体的な施策が学べた」
  • 「ECサイトの本質が理解できた」
  • 「自社の課題が明確になった」

これからのEC事業支援に向けて

今回のセミナーを通じて、改めて感じたことがあります。それは、EC事業の成功には「技術」と「心」の両方が必要だということ。システムを構築することはゴールではなく、むしろスタート地点なのです。

私たちは今後も、以下の支援を強化していきます。

1. より実践的な支援の提供

      • 業種・規模に応じた戦略立案
      • 具体的な数値目標の設定と達成支援
      • 運用体制の構築サポート

      2. 継続的なフォローアップ

        • 定期的な改善提案
        • 最新トレンドの情報提供
        • 成功事例の共有

        EC事業成功への私たちの想い

        今、多くの企業がEC事業に可能性を感じながらも、一歩を踏み出せずにいます。また、すでに始めているものの、思うような成果が出ていない企業も少なくありません。

        しかし、ECサイトは決して難しいものではありません。大切なのは、実店舗と同じように「お客様の立場に立って考える」、「誠実に向き合う」、「継続的に改善する」という基本的な取り組みです。

        最新のテクニックや流行のSNS、大きな投資も確かに重要かもしれません。でも、それ以上に重要なのは、お客様としっかりと向き合った関係づくりなのです。今回のセミナーで、その想いが参加者の皆様にしっかりと伝わったことを、とても嬉しく思っています。

        今後の展開

        このセミナーでお伝えした内容は、以下のページでも詳しくご紹介いただいています。

        当社は、これからもEC事業に取り組む企業の皆様の成長をサポートしてまいります。「ECサイトを始めたい」、「もっと効果的な運営方法を知りたい」など、お困りごとがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください

        今回のセミナーで得られた気づきと、参加者の皆様からいただいた貴重なご意見を活かし、これからも、より良い支援を提供できるよう、中小企業の支援に取り組んでいきたいと思います。

        初期制作費用を抑えたネットショップ構築

        当社では昨年からBASEのデザインテーマの販売を開始しています。

        BASE デザインテーマ販売
        ネットショップの作成サービス「BASE」で利用できるデザインテーマを販売しています。https://www.ryu-raku.co.jp/basetheme

        理由は、自社の収益のために行っているのですが、それ以外にもう一つ理由があります。
        それは、事業を始めたばかりの方や、小規模事業者の方がネット販売に挑戦したいと思っていても、普通にネットショップを制作する場合の初期費用が非常に高額で捻出できないという状況を目にするからです。

        事業者としてではなく、専門家として感じた状況

        私は自社のweb制作会社の事業活動以外に、縁あって、2020年から大阪府の中小企業の支援を行う機関で、Web関連の専門家として活動させていただいています。

        ご相談に来られる方は、様々な事業規模で、様々なお悩みをお持ちですが、その中で非常に解決しにくい状況の事業者さんがおられます。それが、事業をスタートされたばかりの方と小規模事業者様です。少人数で、事業運用資金も少なく、自社ビジネスを助けてくれるブレーンの数も少ない、事業者様です。
        そにような中でも、新たな挑戦を行おうとする方が多いのですが、やはり、資金的な面で新たな挑戦を諦めざるをえなくなるケースが大半なのです。 最もよく見かけるケースが、ネットショップオープンさせたいが、初期の制作費用が捻出できない状況の方です。

        補助金も次々に縮小・対象外に

        昨年までは、小規模事業者持続化補助金やIT補助金など、ネットショップを制作するときに活用できる補助金がいくつかありました。現在も小規模事業者持続化補助金が利用できますが、ネットショップ単体では対象とはならず、補助率も低く、初期制作費用の負担が軽減されると言うところまではいかないのが現実です。

        本格的なネットショップは少し先に構築するとして、企業をかけずに、そこそこのクオリティのネットショップを作成するにはどうすればいいのかと考えた結果、以前より代理店となっていたBASEで、当社がデザインテーマを販売することで代用できないかなと思い、スタートしたのがこのBASEデザインテーマ販売なのです。

        販売しているBASEデザインテーマのご紹介

        これまでに、3つのデザインテーマを販売開始しています。

        【STARTER】

        BASEデザインテーマ STARTER PACKのトップページ画面をPCとスマホで表示している画像

        はじめてネットショップを立ち上げる方や、シンプルに見せたい方に向けたテーマです。余白を大きくとり、写真が映えるデザインにしました。
        https://www.ryu-raku.co.jp/basetheme/starter/

        【BASIC】

        BASEデザインテーマ BASIC PACKのトップページ画面をPCとスマホで表示している画像

        多くの商品やコンテンツを見せたい方におすすめのテーマです。新商品、ランキングなど、ショップに必要なパーツを配置できるようにしました。
        https://www.ryu-raku.co.jp/basetheme/basic/

        【PHOTO】

        BASEデザインテーマ PHOTO PACKのトップページ画面をPCとスマホで表示している画像

        写真を見せることにメインにしたテーマです。ヘッダーバーやボタンなどの色は好みの色に変更することができます。
        https://www.ryu-raku.co.jp/basetheme/photo/

        それぞれのテーマで、見せ方や運用方法、商品の取り扱い、数などを少し違えたショップが運営することを想定して制作させていただいています。なので、それに合わせたテーマの名前をつけています。

        機能的には、ほとんど同じで、トップページの各エリア(ABOUT US、RECOMMEND、INFORMATION、BLOGなどのエリアを指します)を表示・非表示できたり、そのエリアの表示順を並べ替えできたり、背景色を濃い色に変更できたりします。
        これにより、レイアウトが同じであっても、雰囲気を大きく変えることができるので、お店にイメージや商品の見せ方をそれぞれのショップで工夫していただけます。

        あともう1 つだけテーマを発売する予定にしています。
        次のテーマは、どちらかと言うとコンテンツマーケティングで商品を売っていくための仕組みを取り入れて、作ろうと考えています。

        通常制作であってもテーマ販売であっても力になりたい

        インターネットでものを販売していく事は簡単ではありません。
        最初のネットショップ制作よりも、正しく運営し販売に繋げて収益を上げていく、そちらの方がすごく大変です。

        それらすべてをアドバイス、助言した上でも、挑戦したいと考えている人が、資金面で、その方向でのビジネスの展開をあきらめなければならないのは、毎回毎回見ていて辛かったです。
        なので、専門家としてではなく、事業者としての取り組みで、サポートできることとして、BASEデザインテーマの販売を行っています。

        ネットショップ構築の初期費用が原因で諦めようとしている人に目に留まり、当社BASEデザインテーマを使ってネットショップでの販売をスタートしていただける方が1人でもいれば嬉しいなと思います。

        BASEデザインテーマ「ベーシックパック (Basic Pack)」を販売開始

        新しいBASEデザインテーマ「ベーシックパック (Basic Pack)」を発売開始しました。

        2023年7月に初心者向けBASEデザインテーマ「スターターパック (Starter Pack)」を発売しましたが、それに引き続いての発売となります。

        今回のテーマは、テーマの初期状態で、多くの商品とそれをPRしていくイベントやキャンペーンを、管理画面から設定していくだけで、ネットショップ上で効率的に展開できるようになっており、多くの商品を持ち、それに伴う販促を多く企画されているネットショップに最適化です。すでに公開されているネットショップのデザインリニューアル用としてもご活用いただけます。

        トップページでは、ブランドイメージを強化する大画像スライド、新商品紹介エリア、売れ筋ランキング、ブランドコンセプトの紹介、おすすめ商品の展示など、商品を魅力的に見せるための多様な工夫が施されています。また、ブログ新着記事を通じて、商品の提案や使用方法を伝え、集客に貢献します。

        商品詳細ページは、商品の大画像と値段だけでhなく、十分に商品の説明ができるように、見出しと文章だけでなく、画像や動画、スライドも任意の場所に追加することができます。ユーザーにもれなく商品の提案ができる設計になっています。

        さらに、BASEの基本機能である背景色の変更と、【ベーシックパック ( Basic Pack )】の「見出しなどをセリフ体/明朝体にする」「文字を白にする※濃い背景色用」のオンオフの組み合わせで、アパレル・小物・フードなど、さまざまなジャンルのネットショップのイメージを表現することができます。

        BASEデザインテーマ ベーシックパックのトップページ機能解説

        【トップページ 表示コンテンツ】
        ・ブランドイメージを訴求できるヒーローエリアの大きな画像スライド
        ・新商品を大きく取り上げるエリア
        ・売れ筋ランキングを表示するエリア
        ・ブランドコンセプト(About us)を魅せるエリア
        ・おすすめ商品を表示するエリア
        ・カテゴリ表示
        ・読み物コンテンツのブログ新着記事
        ・すべてのコンテンツは管理画面から表示/非表示(ON/OFF)設定可能

        【商品詳細ページ】
        ・商品大画像
        ・価格
        ・購入条件
        ・オプション
        ・再入荷通知(SOLD OUT時)
        ・見出し/テキスト
        ・文中の画像(スライド含む)や動画

        【背景色の切り替え例】

        基本スタイル

        黒×明朝体でシックなスタイル

        背景色に薄い色をおいた優しいスタイル

        【詳細】

        BASE DESIGN MARKET ベーシックパック (Basic Pack)
        https://design.thebase.com/detail/111

        デモショップ
        https://basic.base.ec/

        ベーシックパック (Basic Pack)説明ページ
        https://www.ryu-raku.co.jp/basetheme/basic/

        当社サイト「BASEデザインテーマ「ベーシックパック (Basic Pack)」を販売開始」
        https://www.ryu-raku.co.jp/blog/archives/2253

        最後に

        コロナも過ぎて随分と景気も戻ってきているような雰囲気を感じますが、私たちのような中小企業にとってはまだまだ実感がありません。新たな取り組みを行おうと思っても、それを助けてくれる補助金はそのほとんどが終了しています。ネットショップを構築しようとしても、3/4の補助されていた割合が大幅に変更され、ほとんど補助されない状況になっています。補助金を活用できなければ、現在の状況下で何十万もの予算を捻出できる機会はほとんどなく、ネットショップ構築の機会は考えられないでしょう。

        こういった状況下で何とか、ネットビジネスへの挑戦を支援できないかと考えて始めたのが、BASEデザインテーマの販売です。当社が今まで蓄積してきたノウハウをデザインテーマに反映させ、それを事業者さんが購入して自らの手で構築していけば、従来のネットショップ制作よりも大幅にコストを落としたネットショップの構築が可能になります。
        今回は、その第2弾のデザインテーマの販売になります。

        少しでも多くの中小の事業者さんのお役にたてればと思っています。

        アナリティクスのユーザー内に新項目 アクティブユーザー が出た!!

        ga-activeuser
        今日のお昼頃ですかね。
        いつものようにGoogleアナリティクスにログインすると、ユーザーのサマリーの下に見慣れない項目を発見!
        それは、「アクティブユーザー」

        続きを読む アナリティクスのユーザー内に新項目 アクティブユーザー が出た!!

        .bike、.camera、.club、.marketing等 新ドメインが続々登場!!

        newdomain_release

        ホームページの住所のような役割を持つドメイン。
        そのドメインが、みなさんが良く目にする .com、.net などに加えて、どんどんと新しいものが出てきているのを知ってますか?

        続きを読む .bike、.camera、.club、.marketing等 新ドメインが続々登場!!

        ホームページのハッキングとセキュリティと制作会社

        homepagesecurity

        数年前までは、外国で起こっている話でした。
        少し前までは、大企業などで起こっている話でした。
        しかし、ここ数ヶ月で状況が変わってきているように感じます。

        続きを読む ホームページのハッキングとセキュリティと制作会社

        Google 認定ショップ プログラムについて思うこと

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        昨年末から、Googleの認定ショッププログラムという制度がスタートしています。
        現段階では広く受け付けているものではなく、一部の大手ECサイトで試験的に実施されている段階で、その他のサイトは参加申込みを行えば、利用可能になりしだい順次案内してくれるようです。

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        Yahoo!ショッピングのeコマース革命! 出店料・固定費・ロイヤルティ無料!!!

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        Yahoo!ショッピングが大きく変わりそうです。
        本日、発表があったeコマース革命が凄い!!

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        Yahoo!リアルタイム検索に感情分析機能が付いた

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        先週末に、Yahoo!リアルタイム検索に感情分析機能が付きました。
        気になっておったのですが、今、記事を読んで触ってみました。
        なかなか面白いですね。

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        Yahoo!プロモーション広告で使用できる記号が大幅に減った!

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        Yahoo!プロモーション広告の入稿規定が変更になるようです。
        具体的には、スポンサードサーチで使用可能だった記号がほとんどと言って良いほど、使えなくなります。

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