検索エンジンのSSL化が進み、キーワード取得が困難になっていく

notprovided_gaimg

検索エンジンのSSL化が進んでいます。
検索ユーザーのプライバシーを守るために、SSL化が進められています。

SSL化と(not provied)

ユーザー側にしてみれば良いことなんです。(Googleが言うには…ですが)
第三者によるデータの改ざんができないように暗号化されるので、プライバシーが守られるということになるからなんですが。

ただ、このSSL下での検索行為では、アクセス解析で検索キーワードが、すべて(not provied) という文字列に置き換えられて表示されてしまいます。
なので、どんなキーワードでアクセスしてきたのかがわからなくなります。
ご覧の通り↓

notprovided_gaimg2

このブログの検索キーワードは新規ユーザーの88%が(not provied)です。(> <;)ヒーッ どんなキーワードでアクセスされたのかわかりません。 とても困ります。 めっちゃ困ってます。

検索エンジンがSSL化へと進む

ご存知の方も多いと思いますが、すでにGoogleで検索を行う際は、Googleのアカウントにログインしてようが、していない状態であろうが、SSL化されています。

で、今年に入り、BingでもSSL化が試験的に始まっています。
さらに、Yahoo.comではすべての状況下でSSL検索になったようです。

Bing、SSL検索を試験的に導入。Bing版 (not provided) が来るのか? | 海外SEO情報ブログ
http://www.suzukikenichi.com/blog/bing-experimenting-ssl-search/

米Yahoo!、SSL検索を全ユーザーに適用 | 海外SEO情報ブログ
http://www.suzukikenichi.com/blog/yahoo-forces-all-users-to-use-ssl-search/

日本のYahoo!とアメリカのYahoo!は会社が違うので、すぐに日本のYahoo!がSSL化されるのかというとそうじゃないと思うんですが、この流れからすると時間の問題でSSL化されるのではないかと思われます。

仮に、Yahoo! JapanでもSSL化が進められてしまうようになると、Yahoo!で検索するユーザーが使用したキーワードがデータとして活用できていましたがそれが出来なくなり、検索キーワードが全部(not provied)になってしまう。
こうなってしまうと、アクセス解析ではどんなキーワードでアクセスされているかが、全く把握できなくなるのです。

ウェブマスターツールの検索クエリが唯一の光か

唯一の光は、ウェブマスターツールの検索クエリです。

今年に入って、ウェブマスターツールの検索クエリが実数になり全くわからない状況ではなく、どんなキーワードで検索されているかという傾向はわかるようになっています。(注:検索されているキーワードであって、クリックされてアクセスされたキーワードではない。)
全くわからない状況でなく良かったなあと思っていたら、実数になってより信頼できる数字になったはずの検索クエリのデータが実はやっぱり不正確だった!?みたいな記事もあがったりとやや混乱した状態が続いています。

ウェブマスターツールの「検索クエリ」の数字は不正確なのでは? など10+4記事(海外&国内SEO情報) | Web担当者Forum
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/01/24/16815

まとめ

今後どうなってしまうのか、非常に心配です。
プライバシーの面や今の流れを考えても、SSL化はすべての検索サイトで実施されていくと思います。

そうなると間違いなく、検索キーワード暗黒時代が到来するでしょう。
ギャガ━━━━Σ(゚д゚lll)━━━━ン!!!!

ウェブマスターツールのデータでなんとかやっていくしかないですよね。
何か良い情報がありましたら、このブログでシェアしたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です