スマートフォンで閲覧した際に適切に対応していないサイト、誤った設定をしているサイトのランキングを下げるとブログで発表しました。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: スマートフォン向け検索でのランキングの変更について
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2013/06/changes-in-rankings-of-smartphone.html
スマートフォンサイトを構築する場合、いろんな方法・仕様があります。
PCページをなんらかの方法で変換して表示するもの、最適化されたページを作ってスマートフォンからアクセスされるとそこにリダイレクト(移動)させるもの、スマホに最適化されたページを数ページだけ作るもの…などなど、まだまだあると思います。
いろんな仕様や設定でスマホサイトが構築されていると思いますが、今回のGoogleが言っている「誤った設定を行っている」というものは場合によっては広く当てはまってしまう可能性があるかもしれないと感じました。
誤った設定とは
具体的に誤った設定とはどんなことでしょうか。
対象となる例がいくつか書かれています。
間違ったリダイレクト
スマートフォンでホームページにアクセスすると、自動的にスマホの最適化されたページへリダイレクト(移動)させている場合があります。これ自体はとくに問題はありません。
問題とされているのは、リダイレクト(移動)される先がどこなのかということです。
例えば、パソコン向けのAページにスマートフォンでアクセスした場合、スマホサイトの同じAページにリダイレクト(移動)されれば良いのですが、トップページにリダイレクト(移動)されてしまったり、内容があっていない関連性の低いページにリダイレクト(移動)されると良くないようです。
スマートフォンに最適化したページを全ページ作っていない場合は、リダイレクトさせるページが無いですよね。
その際は、PCページをそのまま表示するようにすれば良いようです。
この場合、逆にリダイレクト(移動)の設定がややこしくならないかなと感じます。
スマートフォンでアクセスするとエラー発生
パソコンでアクセスするとページが表示されるのに、スマートフォンでアクセスするとエラーが表示される場合はダメなようです。
これは本当になんららかの設定エラーだと思われます。
リダイレクトのミスなのか、サーバ側の問題なのか…
スマートフォンに最適化されたページがあるようであれば、そこへリダイレクト(移動)。
無いのであれば、こちらの場合もPCページをそのまま表示すれば良いようです。
スマートフォンで動画が再生できない
スマートフォンで表示した場合、動画が再生できない場合もランキングを落とされる対象のようです。
パソコン向けページで再生しているものが、スマートフォンで閲覧すると同じように動作しない場合があります。
例に挙げられてたのは、FLASHです。
FLASHを使って動画を再生するようにしていた場合、スマートフォンでアクセスしても動画が再生しないことがありますよね。機種が対応してないなどでです。
こちらに関しては、自動変換でスマホサイトを構築している場合にあてはまるケースが出てくるかもしれません。(他もあるかもしれません)
これはHTML5の標準タグを使用して動画を挿入するように書かれています。
その他にも…
その他にも、いくつかのケースが書かれています。
・スマートフォンでアクセスすると、アプリのダウンロードを進めてくる
・PCサイトとスマホサイト同士でリンクをする場合、間違ったページにリンクしている
・スマートフォン向けに表示速度が最適化されていなくて読み込みに時間がかかる
詳しくは、スマートフォン向け検索でのランキングの変更についてか、スマートフォンサイトによく見られるミスのページをご覧下さい。
まとめ
やや技術的なことで難しく聞こえるかもしれませんが、スマートフォンでアクセスしてくる方が間違いなく目的のページにたどり着き、掲載されているコンテンツがスムーズに見れるかどうかということに対しての設定が出来ているかという内容です。
普通に作っていれば、問題が無いはずなんですが、なんらかの状況下で仕方なく設定していることや些細なミスが影響してくるものだと思います。
Googleがはっきりと検索順位に影響を及ぼすと言及しているものですので、スマホサイトをお持ちの方は、一度きちんとチェックされることをお薦め致します!
ランキングの変更を予定していると書かれてあるので、まだもう少し猶予ありだと思います。
急いで、チェックしましょう!