not providedが拡大!! Googleが検索時のSSL暗号化を拡大

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昨日に知ったニュース。
ネット関係者には、わりと大きな衝撃なんじゃないでしょうか。

一体何なのかというと、Googleが検索時にSSL暗号化を拡大していっているという情報です。
それの何が衝撃かというと、検索キーワードが見れなくなるんです。

検索時のSSL暗号化拡大で検索キーワードが見れなくなる

セキュリティ上は良い事ですが

今までは、Googleにログインしていたり、ブラウザのChromeにある検索窓に入力して検索を行ったとき、SSLによる暗号化が行われてきたのですが、その対象を全ユーザーに広げるということになります。
Googleアカウントにログインしていなくても、普通にGoogleのトップページから検索する際、SSLによる暗号化が行われるようになります。(なってます。)
ログインしていない状態で、Googleトップページにアクセスすると、https://www.google.co.jp にリダイレクトされ、SSLで暗号化されている状態になります。
この状況はセキュリティ上、良い事なんです。

検索キーワードが(not provided)に!!!

ですが、このSSLで暗号化された検索では、Google Analytics(アクセス解析)で、ホームページにどのようなキーワードで検索されてたどり着いたかどうかというデータを見てみると、すべて「(not provided)」という文字に置き換わってしまいます。
そうなんです。
ホームページの訪問者がどんなキーワードで検索して来たのかがわからなくなるのです。

ちなみに、このブログではこんな感じです。

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全訪問数5,150の内、3,148が(not provided)となっています。
現時点で、60%以上のこのブログへのアクセスがどんなキーワードを使用して検索されてきたのか、わからない状況になっています。数値はショボいというツッコミはご容赦を…(汗)

ゆくゆくは全てのキーワードが見れなくなるのか

これは、現在の状況。
今後、全ての検索利用者を対象にSSLによる暗号化が進められるようですから、すべてのキーワードが(not provided)になると思われます。
ですので、アクセス解析からはどんなキーワードで良く検索されているか等、キーワードに関連する情報が実質使えなくなってしまうことになります。

ということから、大変困るとなり、頭を抱えておる次第です。
<(ToT;)>オロオロ〜

ちなみに、
not providedを翻訳すると、

「提供されていない」

だそうです。
えーっと、ぶっちゃけ絶対に提供して欲しいデータなんですが…(> <;) 無理なんでしょうな。

ウェブマスターツールの検索クエリでキーワードをチェックできるが…

ウェブマスターツールの検索クエリを使えば、ある程度どのようなキーワードで検索されているかわかるのですが、やや大味なデータなんですよね。
このブログ検索クエリです。

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検索されたというだけで、クリックされたかどうかは別。
ですので、どんなキーワードでクリックされているのが多いのかきちんと掴めない。
平均掲載順位も表示されてはいますが、データの反映が遅いのかなんなのか、その順位に表示されていることはあったりなかったり。
「だいたいのデータがこんなもんです。」というぐらいの位置づけなんでしょうか。
ほんと大味のデータです。

でも、ウェブマスターツールの機能が充実して検索クエリのレポートの期間が1年間になりますし、今後はキーワードの状況を把握できる唯一の貴重なデータなので、日々チェックさせて頂きますよ〜!

まとめ

検索時にどんなキーワードでアクセスされたかという情報は、非常に貴重な情報です。
そのキーワードを元に、コンテンツを改良したり、追加したり、様々な施策を検討し実施しているのが、ほとんどだと思います。
ですが、そのデータが詳細に把握できなくなる。
ウェブマスターツールの検索クエリからその状況を把握するしかないのですが、大味なデータになってしまいますね。

困った〜
他になんか良い方法はないんでしょうか。

と、今回の記事は困った感じで終わりです(汗)

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